2021-03-22 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
○勝部賢志君 先進的に取組を進めているEUでは、十分な炭素排出コストを負担せずに製造された輸入品に対しては国産品相当の炭素税を課す国境調整炭素税が検討されているということであります。メード・イン・ジャパンの製品がそんな不名誉な超過税を課せられるというのは、円高以上にデメリットだと思います。
○勝部賢志君 先進的に取組を進めているEUでは、十分な炭素排出コストを負担せずに製造された輸入品に対しては国産品相当の炭素税を課す国境調整炭素税が検討されているということであります。メード・イン・ジャパンの製品がそんな不名誉な超過税を課せられるというのは、円高以上にデメリットだと思います。
なのに、何でくいを打った部分の容積全部が残土だとして計算してその排出コストを出すんですか。
カーボンプライシング制度を導入した場合に、一つの指摘といたしましてですが、企業が排出コストの安い海外に生産や投資を移転させ、そこでのCO2排出を増やし、結果的に世界的な排出量が増加する、委員御指摘のようないわゆる炭素リーケージが起こるリスクがある、こういう指摘がございます。
さらに、環境税の導入によりCO2の排出コストの予測ができれば、社会がエネルギーの転換を行うためのインセンティブにもなります。そのため、エネルギーを転換してイノベーションを行う大きな動機づけになるとともに、これを地球的規模で行うことにより、かなりの効果が上がると考えます。 実際に、環境税を導入した場合の効果につきましては、昨年の燃油価格高騰のときに実証されております。
他方で、この法案は、優等物品やサービスを積極的に選択する、そのために、物品等の価格だけではなくて温室効果ガス等の排出コストをもあわせて評価をする、そして契約の相手方を決定するという方式を導入する。この二点が相違点かと存じます。
この場合には、今申し上げましたように、排出の効果を考えながら、物品等の価格だけではなくて、温室効果ガス等の排出コストもあわせて現実には評価をして、そして、総合評価方式という形の中で契約の相手側を決定する、それを導入するということになります。